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未来の生ゴミ処理技術:水と炭酸ガスによる分解機の歴史とメリット・デメリット"

今回はちょっと介護のお話しから脱線しちゃいますが…

施設に是非とも導入したい装着のご紹介です。

生ゴミを水と炭酸ガスに分解しちゃう機械についてです!

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1. 歴史の背景

生ゴミ処理機の進化を探る歴史の中で、水と炭酸ガスによる分解技術が登場しました。
長い年月を経て、環境への影響を最小限に抑えつつ効果的な処理が可能となっています。


2. 仕組みの解説

生ゴミを水と炭酸ガスで処理する機器は、微生物の活動を促進し、有害なガスの発生を抑えつつ分解を進めます。
特殊な反応槽での処理により、リサイクル可能な物質が抽出され、有害な残渣が最小化されます。


3. メリット

環境への負荷が低減:有害ガスの発生を抑制し、持続可能な処理が可能。
リサイクル可能物質の抽出:処理後、再利用可能な資源の取り出しが行える。
臭気の低減:微生物の活動により、悪臭の発生を抑える。


4. デメリット

高コスト:専門的な技術と設備が必要で、初期投資がかさむ可能性がある。


処理時間の制約:他の処理方式に比べて処理に時間がかかることがある。


適用範囲の限定:特定の生ゴミにのみ有効で、全ての生ゴミに対応できるわけではない。


5. 未来への展望

技術革新により、効率向上とコスト低減が期待されています。
環境保護に寄与すると同時に、新たなビジネスモデルの可能性が広がるでしょう。
これらのポイントを踏まえ、水と炭酸ガスによる生ゴミ処理技術が将来的な環境問題の解決に向けて有望な選択肢であることが示唆されます。

 

未来展望: "水と炭酸ガスによる生ゴミ処理技術の可能性"

 

未来において、水と炭酸ガスを利用した生ゴミ処理技術はさらなる進化を遂げ、以下のような展望が予想されます。

 

技術の発展とコスト低減:

研究と開発の進展により、処理技術が洗練され、コストが低減することが期待されます。
これにより、導入が容易になり、様々な地域や施設での利用が広がるでしょう。


効率向上と処理時間の短縮:

技術の進歩により、処理効率が向上し、生ゴミの迅速な分解が可能になります。
長時間の処理が課題とされていた点が改善され、効率的かつ迅速な生ゴミ処理が実現されるでしょう。


拡大する利用範囲:

初期の制約が解消され、異なる種類の生ゴミに対応できるようになります。
これにより、都市部や農村地域など、多様な環境での適用が拡大されるでしょう。


持続可能なリサイクルの促進:

処理後の残渣から再利用可能な資源を抽出する技術が進化し、サーキュラーエコノミーの推進に寄与します。
リサイクルの促進により、廃棄物の削減と環境への負荷軽減が期待されます。


グローバルな環境問題への寄与:

持続可能な生ゴミ処理技術が普及することで、世界的な環境問題への寄与が期待されます。温室効果ガスの削減や廃棄物の効率的な処理は、地球規模での環境保護に繋がるでしょう。

 


これらの進展により、水と炭酸ガスを活用した生ゴミ処理技術が、より持続可能で効果的な選択肢として、世界中で注目されることが期待されます。

介護者のイライラ解消術: 介護の倫理観と心のケア

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イライラは誰にでも起こり得る感情ですが、特に介護者にとってはストレスが積み重なりやすいものです。介護者がイライラした時にどうしたらよいか、以下にポイントをまとめました。

 

1. 倫理観を振り返る

イライラが湧いてきたら、介護の倫理観を思い出してみましょう。
利用者の尊厳や健康を守る使命感が、冷静な判断へと導いてくれることがあります。


2. コミュニケーションの重要性

イライラの原因を明確にし、利用者や同僚と適切なコミュニケーションをとりましょう。
感情や意見を共有することで、問題解決に近づくことがあります。


3. 休息とリフレッシュ

ストレスがたまったら、適度な休息やリフレッシュが必要です。
仕事の合間に深呼吸や短い休憩をとり、心身のリラックスを図りましょう。


4. サポートを求める

同僚や上司、友人などに感情を打ち明け、サポートを求めることで心の負担を軽減できます。
他者の意見やアドバイスが新しい視点を提供してくれるかもしれません。


5. セルフケアの重要性

介護者自身も大切な存在です。自分の体調や感情に気を使い、セルフケアを怠らないようにしましょう。
趣味や興味を持ち、プライベートな時間を確保することも大切です。

 


イライラは避けられない感情ですが、適切な対処法を見つけ、倫理観を軸にして心のケアをすることで、より良い介護環境を築く手助けになるでしょう。

「介護の基本: 安全と思いやりを大切にする姿勢」

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1. 安全第一の介助

介助の目的や方法を丁寧に伝え、同意を得ることが不可欠です。
利用者の病気や心身の状態を確認し、安全に介助を行います。
介助ごとに手順を説明し、利用者が安心して協力できるようにします。


2. 自立を促す介助

利用者を安心させるために、ポイントではなく面で触れることが大切です。
安心感を持たせながら、自立を促す介助を心がけます。


3. 基本ケアの重要性

水分、栄養、食事、運動、排便の管理をバランスよく提供し、利用者の健康をサポートします。


4. 介護職の大切な姿勢

思いやりを持ち、周りをよく見ることが介護職の基本です。
目標や向上心を持ち、前向きな態度で仕事に取り組みます。
個人に寄り添った対応や利用者の尊厳を守る姿勢が重要です。


5. 最終確認とまとめ

介助終了後に確認を怠らず、利用者の安全と満足度を確保します。
安全と思いやりを基本に、介護のプロとしての誇りを持ちましょう。

生活リハビリって

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生活リハビリは、疾病や障害によって制約を受ける人々が、自立した日常生活を営むための支援を提供するプロセスです。

 

 

身体的リハビリテーション:

物理療法や作業療法を通じて、運動能力や筋力の向上を図ります。
歩行や日常動作のトレーニングが含まれ、具体的なエクササイズや活動療法が行われます。


認知リハビリテーション:

脳損傷認知症患者に対するトレーニングを通じて、認知機能を向上させます。
記憶力の向上や問題解決能力の強化が含まれます。


社会的・感情的リハビリテーション:

グループセラピーやカウンセリングを通じて、人間関係や感情の安定を促進します。
コミュニケーション能力の向上やストレス管理が重要です。


職業リハビリテーション:

職場での復帰をサポートするため、適切な職業訓練やアドバイスが提供されます。
仕事に復帰するためのスキルや自己アピールの向上が焦点です。


日常生活スキルの向上:

料理、掃除、買い物などの日常生活スキルを向上させ、自立生活をサポートします。
支援が必要な領域に応じて、トレーニングが提供されます。


これらのリハビリテーション活動は、個々のニーズに合わせて計画され、継続的な評価と調整が行われます。また、家族やサポート体制も組み込まれ、総合的なサポートが提供されることが重要です。

日常生活動作(ADL):介護の基本を理解しよう

ADL(日常生活動作)とは?

 

ADLは、日常生活で必要な基本的な動作や活動のことを指します。これらの動作は、個人が自立した生活を営む上で重要な役割を果たします。以下に、ADLの主な項目を具体例とともに分けて説明します。

 

 

1. 機能的能力

機能的能力は、個人が日常の生活においてどれだけ自立しているかを評価する基準です。具体的な項目に分けて見ていきましょう。

 

食事(食べること)

例: 食事の用意、食事の摂取、食後の片付け


入浴

例: 入浴の用意、入浴自体、身体の洗浄、出浴


トイレ動作

例: トイレへの移動、着座、排泄、トイレットペーパーの使用


移動

例: ベッドからの起床、歩行、車椅子の利用


着替え

例: 衣服の選択、着脱、整髪

 


2. 心理的・社会的機能

これらの機能は、心理的な側面や社会的な交流に焦点を当てます。

 

コミュニケーション

例: 会話、電話の利用、手紙の読み書き


認知機能

例: 意思決定、計画立案、問題解決


レジャーアクティビティ

例: 趣味の追求、友達との交流

 

 


まとめ

ADLは、個人が自立した生活を送るために必要な基本的な動作や活動を指します。食事、入浴、トイレ動作、移動、着替えなど、これらの機能的な能力と心理的・社会的な機能がバランスよく働くことで、個人は健康で充実した生活を営むことができます。介護の基本として、これらの要素を理解し、支援することが重要です。

ユマニチュード:認知症ケアの心地よさを追求する

ユマニチュードとは?

 

ユマニチュードは、認知症ケアにおいて、尊厳を尊重し、個々の独自性を大切にするアプローチです。具体的には、人間らしさ、人間性を重視し、ケアのプロセスにおいて心地よさを追求します。

 

 

1. 名前の使用

ユマニチュードでは、利用者の名前を積極的に使用します。名前はその人のアイデンティティを象徴しており、呼びかけることでコミュニケーションの質が向上します。例えば、「おばあさん」ではなく、「花子さん」と呼ぶことで、より個別化されたケアが実現します。

 

 

2. 個々の好みや習慣の尊重

利用者それぞれが持つ好みや習慣を尊重することがユマニチュードの一環です。例えば、昔好きだった音楽をかけたり、趣味に関するアクティビティを提供することで、利用者が心地よさを感じる空間を提供します。

 

 

3. コミュニケーションの重視

ユマニチュードでは、言葉だけでなく、非言語コミュニケーションにも注力します。笑顔や手のジェスチャー、身体の触れ合いなどを通じて、利用者との信頼関係を築き、コミュニケーションの障壁を取り払います。

 

 

まとめ

ユマニチュードは認知症ケアにおいて、単なるケア対象者ではなく、一人の人間として尊重されることを追求します。名前の使用、個々の好みや習慣の尊重、コミュニケーションの質の向上など、細やかな気配りが心地よいケアの実現につながります。

認知症ケア〰︎新人さんへのアドバイス

今回のプロジェクトについて
【目的】
新人職員を教育するにあたり、教育方針が各フロアや各職員で異ならないようにす
るため、職員間で共有する指導マニュアルを作成すること。


【言葉の理解と理念の共有】
〇職員間で共通認識をつくるために必要なことは2つあります。


1. 言葉の理解
認知症・パーソンセンタードケア・アセスメント・生活歴・・・
これらに付随する用語そのものの理解が必要です。
まず、これがないと新人さんに説明のしようがありません。
もちろん、新人さんにも言葉の意味を理解してもらう必要があります。


2. 法人として・プロの介護職としての理念の共有
進むべき目標 (どのような介護を目指しているのか=理念)を明確にすることで、
みんなが向く方向性が決まります。


■法人理の基本理念の理解


■プロ介護職として理念
職員各々は、その人らしさを尊重し、質の高い介護を目指します。


ex)根拠ある介護を行う・・常になぜ?を考えながら介護します。

 


認知症ケア概要】


パーソンセンタードケアの理念を理解しよう:パーソンセンタードケアは、認知症
もつ人を一人の「人」として尊重し、その人の立場に立って考え、ケアを行おうとす
認知症ケアの一つの考え方です。
アセスメントでわかった情報をもとに、お客様のペースや好みに合わせたケアを提
供しましょう。


認知症を理解しよう:認知症は、脳の機能が徐々に低下し、記憶、思考、判断力、言
語能力などが影響を受ける病気です。
これにより、日常の生活において問題が生じ、人間関係や日常動作に支障をきたすこ
とがあります。


アセスメントの重要性:認知症のお客様と接する前にアセスメントをしっかり行おう。
アセスメントとはお客様が直面している課題を把握・分析し、どのようなサービスが
必要なのか、何を望まれているのかを明確にすることです。
お客様の状態やニーズを理解することが、適切なケアの出発点です。
例えば、どんなことができるのか、どんなことがしたいのか、好きなことは何かを知
ることも大切です。


生活歴を尊重しよう:アセスメントで、お客様の生活歴を知ることも大切です。
お客様が過去に好きだったことや慣れ親しんだ環境を取り入れることで、安心感を
提供できます。


コミュニケーションについて学ぼう:言語コミュニケーションだけでなく
非言語コミュニケーション(表情・顔色・身振り/指差し/うなずき/あいづち・視
線・身体の姿勢・相手との距離感・コミュニケーション時の雰囲気/声のトーン/音
量/スピード)なども意識してみましょう。


環境の整備:お客様のいる環境は安心感に大きな影響を与えます。アセスメントで得
た情報をもとに、環境を整えましょう。
例えば、落ち着いた雰囲気や視覚的な刺激を減らすことで、お客様がリラックスしや
すくなります。


根拠ある介護を心がけよう:常に「なぜ?」を意識し、 どうしてそのような介助にな
るのか?を考えるようにしましょう。


情報共有と多職種連携:医師や看護師、ケアマネジャー、リハビリなど、様々な職種
と情報共有し、それぞれの専門性をいかすことで、より質の高い介護を提供すること
ができます。結果、お客様の生活の質を向上させることに繋がります。

 


以上これらのポイントを覚えて、アセスメントの結果をもとにしながら、パーソンセ
ンタードケアを心がけ、 生活歴を尊重して環境を整えたりしながら、 お客様に合った
温かいケアを提供しよう。



【介護の具体的なアプローチ】
①アセスメント
温度板を確認して既往歴、生活歴を確認しよう。
実際にお客様と向き合い、よく観察し、訴えに耳を傾けよう。


お客様の行動を観察、訴えを傾聴
「なぜ?」を考察する

 


②計画
お客様の生活の質(QOL)を高めるために、その方の立場に立ってどのような介護
が必要か考えよう。


「どうする?」
どのような対応が必要か考える


③実践
実際に考えた介護を実行してみよう。


「やってみよう!」
考えた対応を実行しよう

 


④評価
かかわったお客様の様子を多職種含めて情報共有し、どのように変化していったか
確認しよう。


「どうなった?」
結果をケースに記入したりして多職種とも情報共有しよう


(①~④の過程を繰り返す)


※新人さんへのアドバイスは、上記の考え方をサポートしてあげることが重要
特に「なぜ?」 「どうする?」の部分を一緒に考え導いてあげる

 


【事例について実際に考えてみよう】


〈訴え〉おしっこの訴えが頻回

〈なんで?〉
a アルツハイマーから脳気質の問題で尿意を感じる部分が敏感になりすぎているの
では?
b 薬の影響は?
c 以前に汚染した経験があり、周囲に迷惑をかけたくないという思いから?
d トイレを訴えてもなかなか連れていってもらえなかった経験があったのではない
か?

〈どうする?〉 〈やってみよう〉
a Dr.Ns と連携し薬処方 a 内服してみた
b Dr.Ns と連携し薬減量 b 薬調整された
c 訴える前に時間でトイレ誘導してみよう c 食後すぐにトイレ誘導してみた
d 最優先でトイレ誘導してみよう d 訴えあればすぐにトイレ誘導した

〈どうなった〉
a 訴えの回数が減った
b 変化なかった
c 断られてトイレ誘導できなかった
d 訴えの回数が減った


〈訴え〉お茶の訴えが頻回

〈なんで?〉
a 糖尿病等の病気は?
bすることがなく、目の前にある茶碗にばかりに気が向いてしまうのでは?
c なじまない環境で緊張しているのでは?

〈どうする?〉 〈やってみよう〉
a Dr.Ns と連携し対応 a 病院受診した
b 気をそらせるものを提供しよう b 塗り絵をやってみよう
c 落ち着く環境を整えてあげる c 窓際の花壇が見える一人席で過ごしてもらった

〈どうなった〉
a 現状維持
b10 分程度は集中して取り組めた
c「お茶」の訴え回数は変化ないが、口調や表情が少し穏やかになった


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〈訴え〉死にたい

〈なんで?〉
a うつ病的なものでは?
bやりたいことができずに無気力になっているのでは?

〈どうする?〉 〈やってみよう〉
a Dr.Ns と連携し対応 a お薬処方され内服する
b 以前日課だった散歩してみよう b昼食後に棟内を散歩してみた

〈どうなった〉
a「死にたい」はなくなったが傾眠がちになった
b 訴えはなくなった

 


【参考資料】
『パーソンセンタードケア』
認知症
認知症ケアの基本とは?
やる気を尊重して相手のペースに合わせて見守る ...
相手が理解しやすい言葉で簡潔に話す ...
失敗や間違った言動を責めない ...
スキンシップを頻繁にとって孤独にさせない ...
急な環境の変化は避ける